鬼、金を食らいに旅に出る

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ディスカバーカード(DISCOVER CARD)って何者?

Credit Card Issuers

こんにちは。鬼です。

旅行でアメリカを横断した際に沢山のクレジットカードを持っていきました。

というのも、店によっては使えるカードが限られていたり、ホテルで甘く見られないようにするなど利用場所で使い分けようと思っていたためです。

カードを利用する際に、日本と同様に利用可能なブランドが表示されているのですが、そこに見慣れないブランドがあることに気が付いたのです。

しかも、かなりの割合で他の世界的なブランドと並んで記載されているため、日本に帰国してから調べてみることにしました。

ディスカバーカード(DISCOVER CARD)とは

そのブランドとは、ディスカバーカード(DISCOVER CARD)というものです。

このブランド名を聞いたことがある方は日本では本当に少数派だと思います。

Finally, a camera-safe credit card. #discover #it

それもそのはずです。

このカードは日本では発行されていないというのです。

アメリカのデパートである「シアーズ」が発行したのが始まりということで、主にアメリカで勢力を強めてきたブランドとのことです。

なんだ、アメリカだけで利用できる言わばローカルカードかと思うかもしれませんが、実は2017年時点で、世界の7大国際ブランドの一つにまで成長しているということで決して軽視することができない状況になっているのです。

国際ブランドとは

一昔前までは、クレジットカードと言えば、VISA(ビザ)、MastarCard(マスターカード)、American Express(アメリカンエキスプレス)、JCB(ジェーシービー)、Diners Club(ダイナースクラブ)の5大ブランドという認識だったのですが、知らない内に中国の銀聯(ユニオンペイ)カードが追加されて6大ブランドになり、今度はディスカバーカード(DISCOVER CARD)が追加されて7大ブランドになっているとのことです。

なぜ、いきなりそんなに話が飛躍しているのかというと、ブランド間の提携が行われることで、それまでの既存ブランドのネットワークを利用して他のブランドのカードも利用できるようになっているからです。

例えば、アメリカンエキスプレスはJCBと提携しているため、アメリカンエキスプレスのマークが無い店舗でもJCBのマークがあれば、問題なく利用できる場合がほとんどです。

ディスカバーカードも同様にJCBと提携を組んでいるため、日本で利用できる店舗が増えているのです。

このように、その国で幅広く利用されているブランドとの提携を重ねることで、国際ブランドとしての地位を向上させているのです。

日本人が受けられる恩恵とは

先ほども言いましたが、ディスカバーカード(DISCOVER CARD)は私たち日本人が簡単に発行できるカードではありません。少なくとも現時点ではアメリカで取得する必要があるため、現地の信用会社の審査をパスする必要があるためハードルはかなり高いです。

だったら、日本人には関係のないクレジットカードなのではないかと思うところですが、メリットを挙げるとしたらアメリカ人を集客できる可能性があるという点です。

お店を経営している人で、頻繁にアメリカから旅行者が来店するという場合は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

カード社会のアメリカ人は、カードが使えるか使えないかでお店を選んでいる人も多いのではないかと思います。

更に、もう一つのメリットと考えられる点があります。

それは、JCBがディスカバーカードと提携しているということは、アメリカでJCBのカードを利用できる店舗が多くなったということです。

JCBしかクレジットカードが無いという場合には、知っていれば助かる場面もあるかもしれません。しかし、お店によってはディスカバーカードを利用できる店舗でもJCBカードの利用ができない場合もあるということなので、海外旅行の際には世界シェアNo1のVISAカードなんかもあった方が安心かと思います。

 

ちなみに、JCBの公式サイトでは、アメリカで730万店以上のお店でJCBカードを利用可能とのことです。多いか少ないかはよく分からない数字ですが。

www.jcb.jp

クレジットカードの世界で、7大ブランドにまで成長したディスカバーカード(DISCOVER CARD)は今後更に日本でも浸透していき、日本のお店でもディスカバーカードの表示を見る機会が増えることでしょう。

日本では発行できないブランドですが、クレジットカードの知識としては知っておいて損はないと思います。

しかし、現時点ではそこまで熱心に調べる必要が無いと思いますので、しばらくは会計時の気まずさを紛らわすための話しのネタにでもしてみましょう。

鬼でした。