【ヨーロッパ縦断】モナコのF1コースをレンタカーで初走行
こんにちは。鬼です。
スペインのバルセロナを出発し、セレブの街モナコでのF1コース激走を経てイタリアのジェノバへ向かいました。
いよいよ本格的にヨーロッパ縦断スタートです。
まずはお決まりの朝食
安心安全の朝食と言えば、マクドナルドです。
海外旅行の際には必ずと言っていいほど1度は利用するのですが、今回はいきなりの利用です。
というのも、朝寝坊してしまったおかげで朝食に時間を取れなくなってしまったため、やむなくドライブスルーを利用することになったのです。
しかも、訪問国数を水増しするために計画していた「アンドラ公国」も城壁の街「カルカソンヌ」も諦めることになってしまいました。
そんな焦る気持ちを抑えてドライブスルーの列に並んでいると、前方の車に目がいきました。ヨーロッパではメジャーな車ですが日本では見ない車として「セアト」と「シュコダ」というメーカーがありますが、この車は「セアト」ですね。
ヨーロッパに来たことを改めて実感しました。
マクドナルドのハンバーガーで腹ごしらえが完了したら、いざイタリアに向けて出発です。
ドライブ開始
海外での長距離ドライブは初めてなので、1日どのくらい運転できるかが未知数であったため、行けるところまで行くことにしました。
しかも、普段全く運転しないマニュアル車であったため、そもそも運転できるかが心配でしたが、その不安が的中してしまいました。
友人の運転で、バルセロナを抜けてハイウェイに入ったところで運転を交代することになったため念のため広い駐車場で運転してみたのですが、全く操作方法を思い出すことができません。
体が覚えているかと思いましたが、完全に忘れてしまってました。
マニュアル車に載るのは自動車教習所以来ですし、20年近く前のことなのでしょうがないかもしれませんが、なんとか思い出す努力をしましたが、ちょっとやそっとでは思い出せず、少し走ってはエンストしての繰り返しに流石に焦ってきました。
マジやベー。
こんなことなら追加料金払ってでもオートマチック車にすればよかったと後悔したまま、とりあえずハイウェイに合流です。
シフト交換は友人にやってもらうという暴挙に出て、私はクラッチ操作に専念です。
皆さんは、海外旅行でマニュアル車をドライブする際は、事前に運転方法を覚えているかを確認しましょうね。
右ハンドルということも混乱を招く要因ですが、クラッチ操作は以外を忘れてしまっているのかと思いますので。
そんな危険な状態のまま、冷や汗をかきつつ車を走行させては交代を繰り返していると、いつの間にやらフランスに入国しておりました。
ニース
国境の看板を写真に収めるなんてことに気が向くはずもなく、気が付けは「リヨン」と「ニース」の分かれ道に来ていたという感覚です。
今回の旅では「モナコ」だけは見ておきたいという思いが強かったため、地中海に近い道を進みました。
というのは、大のF1好きのため、モナコグランプリのコースを車で走るのが夢だったためです。なかなか車に乗ってモナコに来る機会はないと思ったため、この計画だけは死守せねばという思いだけで運転しました。
ひたすらにハイウェイを走行しましたが、以外にスムーズに進んであっと言う間に「ニース」に到着です。
ヨーロッパはぎゅっと詰まっている感じのため、町と町の間の距離はそれほど長くはないので、渋滞などに巻き込まれない限りは沢山の場所を見て回れるのかもしれません。
注意すべき料金所
ちなみに、日本と同様にある区間毎に料金所が設置されており、日本でいうETC専用レーン(オレンジ色の小文字の「t(テレペア―ジュ)」が目印のゲートもありますが、通れるのか自信がない場合は、ニコニコ現金払いのレーンを利用するのが安全かと思います。大体どの国でも現金と一目でわかる看板になってますし、クレジットカード払いのレーンは利用できないカードも多々あるため、なかなか難易度は高いのです。
この旅では、一度ETC専用レーンに入ってしまい、後続車数台にバックしてもらうといった事件もありましたので、気を付ける必要があります。変なトラブルに発展する可能性もありますしね。皆さんが運転する場合には注意してくださいね。
モナコ
いよいよ「モナコ」の看板が出てきました。
街並みも次第にゴージャスになってきて、走っている車も高級車ばかりになってきます。嫌でもセレブな感じが伝わってきますね。
運転もより一層気を付けないといけません。フェラーリとかに接触でもしたら大変なことになりそうですから。
「モナコ」の街は本当に小さいので、走っているといつの間にかF1コースになっていました。
まだ心の準備ができていなかったため、超有名なヘアピンカーブもあっと言う間に通り過ぎてしまいました。
心の準備ができた頃には、これまた有名なトンネルを迎えていました。
普段はF1カーが疾走と駆け抜けるトンネルですが、意外と長いことにビックリです。
ほんの数秒で出てきてしまうF1の速さはやっぱり別次元ですね。
もうワクワクが止まりません。
トンネルを通って感動するなんて初めてでしたが、ここをアイルトンセナやアロンソなど数々の有名ドライバーが駆け抜けたと思うと感動もひとしおです。
入っていいのかよく分からなかったですが、ヨットハーバーに車を停めて「モナコ」の全景を確認です。
間違いなく、よくテレビで見る街そのものです。
高級そうなヨットも沢山停まってますし、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティなど普通に走ってます。
もう夢の街です。いつかは住んでみたいを思わせる街です。
そんな余韻に浸りつつ、今度はF1のスタート地点に向かうと、そこには普段から車を停車する位置を記載したマークがしっかりと残っているではないですか。
スタートラインと、ポールポジション(予選1位のF1カーが停車)の位置も確認できました。いやー本当に素晴らしい体験をしました。
「モナコ」に未練なしです。
足早に「モナコ」に別れを告げてイタリアを目指しました。
途中の道から見える地中海にはヨットが浮いており優雅な印象を受けました。
本当にこんな生活をしている人がいるんだなと。羨ましさを通りこして尊敬の気持ちになりますね。
イタリア
「モナコ」から少し走ればそこはもうイタリアです。
今日はドライブ初日ですし、順調に来ているためイタリアの港町である「ジェノバ」の近郊でホテルを探すことにしました。
海外で宿をその場で探す経験もなかったため、ちょっとドキドキでしたが駐車場があるホテルを探していると、良さげなホテルが見えてきました。
もはや、一刻も早く夕ご飯にありつきたいため即決してしまいました。
「トゥナイト、ツーパーソン、ツインルーム、OK?」みたいな感じで十分通じました。
初めての飛び込みホテルは「Best Western Premier CHC Airport」という空港近くのホテルです。
部屋も小さいなりに設備は十分といった感じです。寝るだけなので多くは求めません。
早速、「セストリ・ポネンテ」という街の繁華街に出発です。
そこそこの街でメインストリートにはレストランも立ち並んでいるため、ここはもちろんイタリアンで乾杯です。
ピザとビールをたらふく食べて無事に一日目は終了です。
結局、ドライブ初日は748㎞を走破することができたため、まずまず順調に旅を続けられそうという安堵感を抱いて眠りにつきました。
鬼でした。