【ヨーロッパ縦断】花の都パリへのラストラン。ゴールはやっぱり凱旋門!
こんにちは。鬼です。
ヨーロッパ縦断ドライブ旅行も遂にラストランを迎えました。ツール・ド・フランスの如く、ゴールの日はウイニングランの様に気持ち穏やかに出発です。
しかも、ベルギーのブリュッセルからパリまでは300キロ程しか離れていないため、朝はゆっくり出発してお昼過ぎにはゴールである凱旋門に到着する予定です。
いざ、パリへ
ヨーロッパの田舎道にも、左ハンドルのマニュアル車にもかなり慣れてきたところですが、本領を発揮する前にゴールといった感じでちょっと名残惜しいですが、それと同じくらい無事に運転できてよかったと心から思いました。
「PARIS」という看板も出てきたことで、ここからは最後にして最大の難関であるパリ市内のドライブです。
運転はもちろん友人まかせで私はナビゲーションに専念しました。
何度もパリを訪れていますが、郊外からパリ市内に道路を利用して入ってきたことがなかったため新鮮な感じがしました。いきなり大都会というよりも、ぬるっと都会になっていたという感じで、自然に市内に侵入することができました。建物が似たような石造りだからかもしれません。
ルーブル美術館を左手に見ながら大通りを走っていますが、ここはツール・ド・フランスでは最終日の周回コースになる通りですが、大会の数日前ということで所々で仮設の観客席を作成している人も見かけました。
凱旋門
ルーブル美術館を過ぎると、コンコルド広場という広い場所にでるのですが、ここからはゴール地点の凱旋門がハッキリと確認できました。あの有名なシャンゼリゼ通りです。
まさか、シャンゼリゼ通りを自分たちが運転して走るなんてことは夢にも思いませんでしたが、なんだか走っているだけでリッチになったような錯覚に陥る魔力を持った通りだったと思います。
結構長い直線で、少し坂道になっているため凱旋門が丘の上に立っているように見えるというのも完璧な景色です。
無事に凱旋門に到着しました。スペインのバルセロナからの走行距離は「2,687㎞」という結果でしたが、距離以上に走ったなというのが実感です。
左ハンドルにマニュアル車、ロータリーの入り方や国ごとの交通ルールや標識の意味など数々の試練を与えてくれた旅でしたが、またいつかヨーロッパドライブをやりたいと思わせる良い経験になりました。
ですが、一番の難所は凱旋門のロータリーです。
10車線?程の幅があり、12本の道からこのロータリーに定期的に車が入ってくるのです。
下の写真は後で凱旋門に登った際に撮った写真ですが、まさにカオス状態の中を自分が行きたい道まで車を進める必要があるのです。
運転に自信がある友人でも、ここでは数回怒鳴ったり急ブレーキをかけたりしていました。気が付いたら目の前にバスがいたり、車がクラクションを鳴らしながら突進してくるのです。もはやゲームとしか言えませんでした。
最後の最後に事故を起こさなくて本当に良かったです。
絶対に運転したくない場所ですね。
最後の関門を突破し、凱旋門近くのハーツレンタカーに車を返却して、晴れて車から解放されました。車があるとやはり気を張るというか、常にどこかで緊張している状態だったので車がなくなってやっと一安心です。
ホテルはちょっと豪華に「ハイアットリージェンシー」を抑えていたので、まずはチェックインを済ませて部屋からの眺めを楽しみました。
どこを切り取っても絵になる街です。
喉も乾いたことだし、早速ビールも求めてパリの街に繰り出しました。
とりあえず、目的もなく散歩して良さげな店で祝杯をあげることにしました。
途中の道端で鍵が沢山ある場所がありましたが、世界中で似たようなことをしているのだと思いながら記念にパチリと写真に収めます。
念願のビールは道端のカフェで頂きました。
銘柄は忘れましたが、最高に旨いビールでした。
おそらく何を飲んでも美味しい状態だったと思いますが。
行く当ても無かったので、凱旋門の周辺をぶらついてから記念に登ってみました。
眺めは言うまでもなく最高です。
エッフェル塔も遠くに見えたので後で行ってみることにして、しばらくは眼下の景色をボーっと眺めてみました。
よくこんな道を運転したもんだとロータリーを見ていましたが、カオスに見える中にも一定のルールはあるようでした。その法則は上空からみて初めて気が付くものであって、現場にいては絶対にわからないなと思います。
ロータリーに入る手前には一応、信号機があるので自由気ままに侵入してくるわけではないですが、その時にロータリーで回る車は停止しないといけないようです。
絶対にわからないですね。
エッフェル塔
凱旋門からエッフェル塔までは2キロ程度ですが、その間になんどかカフェに立ち寄りビールを飲んだため辺りはすっかり日が暮れてしまいました。
ですが、ライトアップされた姿の方がカッコいいためなんとか写真に収めようとしましたが、酔っぱらっていたためブレブレになってしまい、まともな写真が数枚しかなかったのが残念です。
帰り際に、エッフェル塔がすごい勢いでチカチカ光出したのですが、この演出も綺麗でよかったです。
エッフェル塔の下でタクシーを捕まえてホテルに帰還したのですが、現地のドライバーは凱旋門のロータリーを流れるように運転して目的の道に抜けたので、友人と二人で思わず拍手してしまいました。
ドライバーは何か言ってましたが、立ち振る舞いもスマートで自分もこんな風に自然にリアクションを取りたいを痛感したのでした。
無事にパリまでたどり着くことができゴールの美酒を堪能することができましたし、名所を観光することもできて最高に楽しい時間を過ごせました。
鬼でした。