鬼、金を食らいに旅に出る

金の為なら手段を選ばず、マイルの為なら手間を惜しまず、旅の為なら鬼と化す

【世界一周】夢の世界一周旅行が現実に!

Globe 7

こんにちは。鬼です。

昨年から開始した陸マイラー活動ですが、1年足らずでビジネスクラスで世界一周という最終目標を達成してしまいました。

大手ブロガーさんのように、ポイントサイトへの紹介はブログ開始早々に自分には無理だと諦め、自力でFX案件と数枚のクレジットカード案件、1回の外食案件で147,000マイル(ANA)に到達させました。到達させたというか、自力で無理なく獲得できたマイルがこの数字だったというわけです。

陸マイラー活動のマンネリ化

実家に帰るときの帰省費用と、ちょっとした旅行がタダになればいいかなという考えで陸マイラーになった私には、マイルを買ってまで貯めようという心意気はありませんでした。

外食案件は職場の飲み会で1度活用させてもらい凄い制度だと思いましたが、個人では選択肢が限られるので使っていませんし、マッサージしてポイントもらうという案件も、必要以上にマッサージに行く癖がついてしまうことを懸念して使えませんでした。根本的にケチなんでしょうね。

どんなにマイルへの還元率が良くとも、自分の金が少しでも減るのは許せないのです。

そんな金があれば、陸マイラー活動では足元にも及ばない額を稼いでくれる可能性がある投資につぎ込むわと。

ただ、FX案件は投資の一部として楽しめたので例外としますが。

そんな感じで、FX案件が終わった頃にはある程度のポイントが溜まり、ソラチカルートで10万マイルを超えるマイルが獲得できたので満足していましたし、実施したい案件がないな~と思って放置していました。

それでも、国内旅行時のホテル予約をポイントサイト経由で実施したり、年会費無料のクレジットカードを発行するなど、細々とポイントが溜まってゆき、2017年9月の時点で147,000マイルになっていたというわけです。

世界一周を考え始めたきっかけ

無一文になり路頭に迷うのは嫌ですが、生活できる最低限のお金が残るのであれば旅に出たいという性格の私が、いつも心の中で叫んでいる言葉があります。

『人生は一度きり』

もはや使い古された言葉ですね。

しかし、人生100年と言われている現代に於いて30代半ばってまだまだ序盤ですが、肉体の活動は20~30代がピークですし、時間ができる60代になってからでは私の無謀な計画を実行するだけの体力が残っているかが不安です。

学生時代は時間があるけど金が無い、社会人になると金はあるけど時間が無い、リタイアすると金と時間があるけど体力が無い。

どの時代に於いても何かしらの要素が欠けているのですよ。

その中でも体力については人間である以上は抗えない宿命ですが、時間については意外とどうとでもなると思ったのです。

 

そうして、なんとか時間を手に入れた私は折角だから普通では行けない場所に行ってみようと考えました。期間も長すぎるとホテル代とかが高くなるので、2週間程度と漠然に決めて行き先を検討し始めました。

街の本屋に入り浸り、『地球の歩き方』や『るるぶ』といったガイドブックを読み漁りました。

そこで候補になったのがベネズエラのテーブルマウンテン、南極、ロシアなどでした。

どれも行った事がない国ですが、なぜかピンとこないな~と思いながら、休憩がてらマイルに関する本を探している時に『世界一周NAVI』という本を見つけたのです。

まずは世界一周という単語に心が躍りました。

人生の中でいつかは世界一周してみたいとは思っていましたが、世捨て人のように何もかもを投げうってやっと可能な世界だと思っていたので、どんなもんやろと軽い気持ちで読んでみることにしたのです。

すると、以下のような事が分かりました。

  • 太平洋と大西洋を1回づつ超えると世界一周になるということ
  • ANAが属するスターアライアンスも世界一周航空券を扱っていること
  • 自分が保有するマイルでも世界一周が可能なこと

家に帰ってから、ANAの世界一周航空券のページで必要なマイル数の詳細を確認してみました。

※ANAのサイトはこちら

 分かりにくいですが、ページ下よりの「■必要マイル数を確認する」という文字をクリックすると下のような表が現れます。

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赤枠で囲った部分が、私が保有する147,000マイルで発券可能な世界一周航空券の範囲です。

地球の円周は24,902マイル

ピンとこないかもしれませんが、赤道を通るような地球の円周(直線距離で最長)が24,902マイルらしいので、単純に地球を一周するのであれば、エコノミークラスでは100,000ANAマイル、ビジネスクラスでも145,000ANAマイルで可能なのです。流石にファーストクラスだと表には記載がありましたが現実的ではないですね。

でも、いろいろな国を回ればマイルも跳ね上がるのでは?と思われるかもしれませんが、ヨーロッパやアメリカがある北半球のみや、アフリカや南米がある南半球のみ(可能か不明)にすれば25,000マイルでも以外と自由が効くのです。

例えば、日本からヨーロッパに行って、アメリカに行って日本に帰ってくる単純なルートを考えてみましょう。

地球を球体で考えると分かりやすいですが、北極の真上から見たとしたら、このルートは中心からそこまで離れていないことが分かります。この時点で、円周である24,902マイルよりも短い事が分かりますね。

しかも、飛行機は点と点を直線で結ぶように最短距離を斜めに飛べるため、予想以上に少ないマイル数で地球を一周できてしまうのです。

世界一周の値段

そんな感じで、予想だにしなかった世界一周旅行が現実味を帯びてきて、それからの日々はどんな国に行きたいか、どうしたら世界一周のルールに収まるかを考える日々が続きました。

ちなみに、マイルで特典航空券として世界一周航空券を発券する場合は、実費で購入するよりも厳しいルールが設けられています。

そりゃそうですよね。エコノミークラスで36万円、ビジネスクラスで70万円する航空券を1年足らずの陸マイラー活動で頂いたマイルで賄うのですからね。

ん?ビジネスクラスで70万円?

おや?と思われたかもしれませんが、この金額設定にも実は凄くビックリしました。

ビジネスクラスで世界一周できて70万円って、意外に安くねー!?って感じです。

今回調べて分かったのですが、日本を経由国(出発地を韓国とかにする。最終目的地も韓国になる)にすれば、乗り継ぎっていう名目で日本に滞在する(帰ってくる)ことで旅を2回に分けられるので、夏休みにアジア、年末年始にヨーロッパ、アメリカを旅行するとかが可能らしいのです。

確かに全部ビジネスクラスで個別に取得したらエライ金額になりますけど、70万円なら逆に凄く得した気分になりますし、実際に超お得です。

2回に分ければ、時間的にサラリーマンの休暇でも夢の世界一周が可能になるかもですしね。

しかし、アフリカツアーにエコノミークラスで参加した際の費用が70万円なので、同じ金額で世界一周できるとは思いませんでした。しかもビジネスクラスで。

知らない事はまだまだありますね。

鬼でした。

【つづく】