鬼、金を食らいに旅に出る

金の為なら手段を選ばず、マイルの為なら手間を惜しまず、旅の為なら鬼と化す

【イタリア一人旅】フィレンツェの美しい路地を求めて

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こんにちは。鬼です。

初めての海外一人旅でしたが、初日から夜明け前にフィレンツェ中をランニングするというアグレッシブなスタートになりましたが、ホテルでの朝食を大量に食べた後は夜明け後のフィレンツェを歩き回ってみました。

お約束の観光地にはもちろん行きましたが、今回はベタな観光地ではなく美しいフィレンツェの路地を散策することに力を注いでみました。

夜明け前の話はこちらに記載してます。

【イタリア一人旅】フィレンツェでの夜明け前の過ごし方

ベタな美術館からスタート

この日は早朝から活動していたため、朝ごはんを食べた後は少しだけゆっくりしようと思い、超有名なウフィッツィ美術館でのんびり過ごすことにしました。

結果的に、人が多すぎて全くゆっくりはできませんでしたが、名画を鑑賞することで心が穏やかになった気がします。

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ボッティチェリ作の「春」は有名ですが、ちょうど学生さん達が絵と同じように、キャッキャッとたわむれていたため、思わず写真を撮ってしまいました。

どっちも絵になりますね。

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ちなみに美術館内部はこんな感じで日常的に大混雑するらしいので、静かにゆっくり鑑賞するという感じではありません。

静かに美術品を見たい場合は、郊外の美術館がおすすめですね。

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館内からは外のヴェッキオ橋を見ることもできますが、それよりも気になったのは道を覆い隠すような建物の構造ですね。

ヴァザーリ回廊の一部でしょうが、できればこの回廊を歩いてみたいと思わせる造りです。

路地を求めて

実は、こんな私でも昔は画家を目指した時期もあるほど美術に興味を持っているため、美術品を見て回るのも趣味の一つなのです。

そんな感じなので、予想以上にウフィッツィ美術館で時間を費やしてしまいました。

急いで本来の目的である街歩きを再開しなくては!と思い、外に出てきました。f:id:rarmu23:20170602155552j:plain

メインストリートから少し外れるだけで、人通りが急に少なくなりました。

良い感じの路地です。

というか、よく見ると路地の上に2重に建物があるんです。中はどうなっているのでしょう?

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いかにもヨーロッパという路地が続き、本当に癒されますね。

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美術館で時間を使ってしまったため、アッと言う間にお昼になってしまったので昼食を食べることにしました。見つけたのは路地に椅子を並べたような雰囲気の良いレストランです。

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案内されたというか勝手に座った席からは、ベッキオ宮殿前のシニョーリア広場の塔が正面に見えました。最高のロケーションのレストランです。

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この旅では、朝食時以外はアルコールを飲みまくる予定ですので、早速ピザをつまみにビールを堪能しました。

幸せを感じる瞬間ですね。

という感じで、ほとんど歩いていない状況にもかかわらず、既に時刻は13時を回っていました。

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でも、アルコールを飲んだ後の急激な運動は良くないと聞きますし、とりあえずメルカート・ヌオーヴォ(新市場)にある幸運の子豚?イノシシ?の鼻を触りに行きました。どうやら、鼻を触ると幸運が訪れるということなので、市場の一角には人だかりができていました。

これ、どこかで見たことがあると思ったら、東京駅八重洲口の地下街にもいるイノシシですね。

フィレンツェにいるのが本家本元らしいですが。

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メインストリートを歩いてしまっていますが、意地でも路地を歩くというのはなんか違うので、気になる路地があったら入ろうと思ってましたが、中心部のドゥオモに出てしまいました。

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せっかくなので、ジオットの鐘楼に登ってしまいました。階段ですが、2、3分で登れますし、思ったよりもきつくなかったです。

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天空のカフェ

寄り道はこの程度にして、さあ、散歩を続けようと思いながら歩きました。

しかし、この日は大変暑い日だったため、なんだかパワーが湧いてきませんでした。

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陽射しの下にいるからかもしれませんが、これはやばいと思い街に避難してきました。

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そして、涼しいデパートで少し休んだのですが、デパートを徘徊しているとどうやら屋上がカフェになっていることが分かりました。

これは休めという事だなと思ったため、本日3杯目のビールを頂いてしまいました。

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鳥も食事していたため、私もまったりと屋上のカフェを満喫してしまったのです。

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こんな感じで、遮る建物も無くドゥオモがしっかり見えるカフェだったので、偶然とは言え高ポイントの天空カフェだと思います。

確か、「La Terrazza」という名前のカフェだったかな。

再び路地を求めて

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既にほろ酔い気分で楽しく街歩きをする感じでしたが、良い感じの路地が現れたため、やっとスイッチが入ってきました。

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映画のワンシーンのような雰囲気です。

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人がいないだけでちょっとハラハラして外国にいるんだなと実感してしまいました。

なんだか事件が起きそうでもありますね。

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あまり目にしない落書き?のようなアートを発見しました。

落書きにしてはクオリティが高いので、あえて書いた作品なのでしょうかね。

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少し歩くと、ヴェッキオ橋が見えてきました。

早朝の静まり返った感じは全くなく、観光客で溢れかえっていました。

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これが本来の姿なのでしょうが、同じ橋とは思えない変わりようです。

ミケランジェロ広場へ続く路地

ヴェッキオ橋を渡ると、フィレンツェの街の様子も少し変化しました。

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小綺麗な路地ではなくなり、人々が生活で利用している本来の路地といった感じです。

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これを追い求めていたを思わせる雰囲気です。

観光客は極端に少なくなりますが、それでもなんだかホッとする感じがします。

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ミケランジェロ広場までは登り道が続きます。

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現地の人しか来ないだろうな~と思わせる路地を発見すると嬉しくなりますが、それも安全であればこそなので、心のどこかでは目を光らせておく必要はありますね。

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しかし、路上駐車が多いのが気になりますが、家にはガレージらしきものが見当たらないため、路上駐車がフィレンツェでは当たり前なのでしょうか。

ちょっと不思議ですね。

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見晴らしが良い場所から、万里の長城みたいな城壁が見えました。本当に綺麗な景色です。

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数時間ぶりにミケランジェロ広場に到着です。

ランニングで来たときは大変でしたが、歩いてくると街の中心からそんなに離れていないように感じました。

時間に余裕がある場合は歩いて行かれてみてはいかがでしょう。

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早朝は閉まっていた売店も開いていました。

ジュースを買って、フィレンツェの街を眺めるのも良い時間でした。

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早朝から頑張ってしまったためか、中だるみしてしまった一日でしたが、見るべきところを見て、多くの路地を探索できたため悔いのない一日となりました。

まだ初日とは思えないほどイタリアに溶け込んだ気分ですが、その理由は歩き回ったからでしょうね。

ただ案内されるのとは違い、街に対する理解度が桁違いに上がると思いますので、安全な土地では可能な限り自分の足で歩こうと決意した一日になりました。

鬼でした。