鬼、金を食らいに旅に出る

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【イタリア一人旅】ムラーノ島でのひと休み

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こんにちは。鬼です。

ベネチアからのショートトリップです。数ある島々の中でもベネチアン・グラスが有名なムラーノ(Murano)島にやってきました。

ムラーノ島とは

地図で見るとベネチア本島の北側に位置している小さな島です。

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実際は運河で7つの島に別れていますが、それらの島々は橋によって繋がっており約6000人の住人が暮らしている島です。

13世紀に当時のベネチア共和国の政策によって、グラス職人やグラスに関わる人々が移住してきたことで、職人通しが切磋琢磨してベネチア・グラスの発展に繋がったと言われています。

かの有名なヴェルサイユ宮殿「鏡の間」は、ムラーノ島出身の12人の職人が作りあげたという話も有名ですね。

ベネチア本当からは定期的に船が出ているため、行きたくなったらすぐに行ける手軽さもあり、私も小一時間程のショートトリップを楽しむことにしたのでした。

海に点在する目印

本島からは薄っすらとムラーノ島を見ることができましたが、海の中にも目印となる木が立っていました。

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このように等間隔で2本の木による目印がムラーノ島までずっと続いているため、絶対に迷わない感じですね。

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近くで見るとこんな感じです。

ベネチアの周りの海が浅いという事も分かりましすね。

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ムラーノ島に行く途中で、遭難しているのではないかと心配になるくらい小さな船で沖に出ている人を発見です。

よくも手漕ぎでやってきたものだと思いましたが、波が穏やかなので小さな船でも大丈夫なんでしょうか。

私たちが乗っている船が発生させる波に飲まれない事を祈るばかりです。

ムラーノ島に上陸

ベネチア本島からは船に乗って10分から20分程で着く距離です。

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島に付いたら早速大通りからは外れて、細い路地へと向かってしまいました。

従って、色彩的にカラフルなイメージのあるムラーノ島ですが、私が撮った写真は味気ない色合いになってしまったため、イメージ画像を載せておきたいと思います。

大通りを歩けばこんな感じのベネチアン・グラスを楽しめますよ。

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街の色彩もカラフルなんですよね。

晴れた日には更に楽しく街歩きを楽しめることでしょう。

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ここからが私が撮った写真です。

ほとんど淡い色合いの建物ばかりです。すみません。

ベネチアン・グラスを買うつもりが無かったため、お店のあるエリアには立ち入りませんでした。

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特徴的な窓がある民家ですかね。ベネチア本島とも違った造りだったので気になって写真に収めてみたのでした。

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ここはムラーノ島の中でも観光地となっている「サンティ・マリア・エ・ドナート教会」と鐘楼です。

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運河とほとんど変わらない高さに建っていることが分かりますが、高潮とかで水没してしまわないのかが不安になりますね。

全面的にレンガ造りですが、柱は大理石とのことだったので、柱だけが白くなっているのが良い感じでした。

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観光地と言っても人は数名程度なので、ベネチアの人ごみが疲れた際にはムラーノ島でゆったりと街歩きをするのも息抜きになって良いと思いますよ。

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この船、絶対に通れないだろうと思って撮った一枚です。

船の操縦席が橋にぶつかってしまう高さにありますので、方向を変えるために先端部分だけを突っ込んだのだと思いますが、この時の記憶が残ってない為この船がその後どうなったかは不明です。

路地散歩

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生活臭が漂う路地を散歩です。

人気がないので自分のペースで歩けるのが最高の贅沢です。

他のイタリアのどの街とも違った雰囲気の路地を楽しめました。

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この通りは哀愁がある通りでした。住民が買い物袋を下げてトボトボと歩いているのがまたいい感じです。

ですが、遠くに見える右の壁にもたれかかっている人が、ずっとこっちを見ていて怖かったので、元来た道を引き換える事になってしまった時の一枚です。

この島に悪い人はいないでしょうが、怪しい場所には近づかないのが鉄則です。

ショートトリップ終了

本島に短い時間での散歩でしたが、ムラーノ島の雰囲気を味わう事ができたためベネチア本島に引き返すことにしました。

時間にして1時間程度の滞在時間ですが、時間以上にゆったりした印象でしたね。

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帰りの船からは、生活必需品を運んでいるのか、ガスボンベを運んでいる船とすれ違ったり、朽ちた建物を見れたりと最後まで楽しませてくれました。

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あいにくの天気でしたが、快晴の青空であればムラーノ島のカラフルな建物が映えると思うので、またいつか晴れた日に写真を撮り戻ってきたい島でした。

鬼でした。