鬼、金を食らいに旅に出る

金の為なら手段を選ばず、マイルの為なら手間を惜しまず、旅の為なら鬼と化す

【イタリア一人旅】船から見たマジックアワーのベネチア

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こんにちは。鬼です。

みんな大好きベネチアは、噂通りに見どころ満載の街でした。

フィレンツェから高速鉄道の.italo(イタロ)に乗って、昼過ぎにベネチアに着いてからは息つく暇もないほど歩きまわってしまいました。

散歩の記事は別に切り出してますのでこちらを見てくださいね。

▶水の都ベネチアは島全てが散歩道

▶ベネチアの運河と美しき路地探しの散歩

そんな感じで足も疲れてきたので、夕方からの薄明の時間帯であるマジックアワーを写真に収めるべく船に乗ってぶらぶらしてみることにしました。

船も大混雑

船と一括りに言ってしまいましたが、乗船したのは水上バス「ヴァポレット」です。

事前にチケットを購入して、点在する乗り場から乗るだけです。

疲れていたのでそこまで神経質にならずに一番最初に来た船に乗船することにしてみました。

目的地がある人はちゃんと調べてから乗りましょうね。

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既にお客さんがぎゅうぎゅう詰めになってます。

降りる人と交代で乗り込みましたが、なんとか一番外側を確保できました。もちろん立ち乗りになってしまいましたが。

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ゴンドラはやっぱり絵になりますね。

次回は絶対に乗ってやると決意したのでした。

水上ではゴンドラや水上バス、小型船などが縦横無尽に行き来しているため、ぶつかったり大型船の波に巻き込まれることがないか不安になりましたが、旨く共存できているようです。見ているこちらはハラハラものです。

サン・マルコ広場を海上から見学

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あてもなく船に揺られ、何度か水上バスを乗り継いでいると有名な塔が見えてきました。サン・マルコ広場ですね。よく浸水するという事でニュースでお目にかかりますが、確かに水面と同じくらいの高さしかありません。

これでは浸水するのも納得です。

今後、水位が上がっていったらどうなってしまうのやらと心配です。

今の広場を土台として、上に同じ広場を作っていくとかなのでしょうかね。

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ゴンドラもめちゃめちゃ沢山いました。流石の観光地っぷりです。

カナル・グランデから見る風景

ベネチアの心臓とも呼べる運河が、島の中心部を逆S字形で流れる「カナル・グランデCanal Grande」です。この運河だけでも全長が3キロもあるということですが、世界一優雅な大運河なのは間違いないですね。

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このベネチアに住む人にとっても重要な運河であるため、観光客を乗せた水上バスなどの他にも、貨物船や個人所有と思われるモーターボートなんかも数多く行き交っていました。

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普段見る写真から受ける印象とは少し違ったベネチアの日常風景を楽しむことができますね。意外とみなさん忙しそうです。

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こちらはどこかの大金持ちといった感じの老夫婦です。

こんなカッコいいモーターボートに乗って、正面から風を受けている姿はクリントイーストウッドみたいに渋かったです。

私もお金が貯まったら真似してみたいものです。

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もちろん、ベネチアの水上も無法地帯と言うわけではないので、警察が目を光らせています。映画に出てくるような船に乗っていますね。映画ではこれで犯人を追いかけて、空を舞ったり、狭い水路を爆走したりしますからね。

不謹慎ながら生で見てみたいと思ってしまいます。

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ゴンドラに乗った観光客が見世物になっているようです。

これがあるからゴンドラには一人で乗りたくないのですよね。

私は心がチキンなので、観客に笑顔で手を振ったりできないのですよ。

このような場面では決まって、観客から何かやれという無言の圧力を感じてしまいますからね。恐ろしいですね。

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出ました、運河から入るタイプの建物です。

世界的に見ても、やっぱり特殊な建物だと思いますね。どうしても浸水の影響が気になってしまうのですが、見る分には綺麗なので飽きません。

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ほとんどの建物が運河から入れる入り口があることが分かります。

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カジノの入り口は桟橋のような感じですね。

夜に見るとまた番った印象になるのでしょうが、どんな人が利用するかも気になるところではあります。

マジックアワーに突入

小一時間の船旅を満喫した頃、丁度夕日が出て来たためベネチアの本島の周りをまわるコースの船に乗船しました。

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いやー、なかなかお目にかかれない程の夕日の美しさでした。

明るすぎず、水面にも適度に反射した夕日は忘れられない絶景です。

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超でかい豪華客船も普通に停泊していました。

間近でこの規模の客船を見たことが無かったですが、もはや壁です。

横から見るとホテルが横になっているような巨大な物体でした。

「Nieuw Amsterdam」という客船ですが、後日調べたところ、日本発着のツアーもあるようです。全長が285mなので、そりゃあ大きいですね。

船旅もいつか行ってみたい旅の一つですので、数年後にはこの船に乗っているかもですね。夢が膨らみます。

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良い感じの光加減になってきました。

自分の力量では上手く撮れませんが、マジックアワーの写真は優しい青みがかった風景を収められるという事で人気のある時間帯になります。

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夕方と夜の間の少しの時間ですが、私もこの時間帯の風景が最も好きです。

日本でも街の景色だったり、河川敷などでマジックアワーを迎えると幸せな気分になれるのです。

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サン・マルコ広場に戻ってきました。

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夜は夜で違う世界に来たような豪華なライトアップを楽しめそうです。

ですが、そろそろホテルに戻って夜散歩の準備をしないといけないので、今回の船旅はここまでです。

鬼でした。