【イタリア一人旅】ひとり飲む、ベネチア
こんにちは。鬼です。
ベネチアは、のんべえに大変優しい街であることが分かりました。
もう至るところで朝っぱらからワインを飲んでいるので、こちらも気兼ねなく飲みまくれるのです。しかもワインが水のように安い値段で提供される店がいっぱいあるのです。
これで、散歩で疲れても直ぐにエネルギーを充電できそうです。
バーカロという居酒屋
ベネチアには独特の居酒屋文化が根付いており、その名も「バーカロ」というそうです。もう本当に至ることろに点在しており、通りからも店の中の様子を伺えますし、オープンな雰囲気の店が多いので入りやすいのが特徴です。
もちろん、一人でも入りやすい事は入りやすい感じです。
店の中には、カウンターに一口サイズのおつまみが並んでいるため、気になった商品を指さしで購入する感じです。
このように、一つ一つが小さいので小さいので、だいたい1~2ユーロくらいの値段です。
そして、肝心のワイン(オンブラと呼ばれている)もグラス1杯で1~2ユーロなので、大変リーズナブルですので、バーカロを何軒もハシゴして飲み歩くことが可能なのです。日本にも日本酒バージョンを作って欲しいですね。絶対にウケると思うのですが。
あまりないとは思いますが、入ってから「しまった!雰囲気が悪いな~」と感じてもササっと食べて数分で出ていけるというメリットもあります。
逆に、居心地が良くても数分で出ていくことになってしまうのですが。
バーカロの利用方法
参考にならなかったらすみませんが、バーカロを見つけてから飲み終わって店を後にするまでの方法はこんな感じです。
バーカロを発見
中をチラ見して、その空間に自分が入って行っても問題ないと判断したら、チャオ(やあ)または、ボナセーラ(こんばんは)と言って入店します。
ボナセーラはハードルが高くて言えそうもないという人は、チャオ!とだけ言ってれば険悪な空気にはならないと思います。
日本と違って、無言での入店だけはやってはいけませんよ。
注文
おつまみを選ぶ際は、おそらく目移りしてしまうため、焦らずに選びましょう。
決まったら、店員さんを一度見てから、欲しい商品を指さして知らせます。
この時、ウーノ(1つ)と言ってもいいですし、指で一つと伝えても問題なく伝わります。
後は、ワインですが、大体の人が同じワインを頼むためか、ロッソ(赤)または、ビアンコ(白)と言うだけでも大丈夫でした。
もちろんオンブラでもワインでも通じますので、変に意識しすぎないことですね。
ただ、イタリア語としてロッソ(赤)、ビアンコ(白)ぐらいは覚えておいて損はないですね。カッコいいですしね。
ちなみに、サッカーのACミランの中継を見ていると、ロッソ・ネロとよく聞きます。これは、赤と黒の縞模様の事を言っているのですが、私のようにサッカー好きであれば、ロッソが赤ということは理解し易いかもしれませんね。
あと、バーカロは事前会計のようなので、先にお金を払ってから飲み食いする感じになります。分かりやすくて良いですね。
飲み食いする
バーカロには併設したイートインスペースがあることが多いので、そこが空いていれば店内で頂いて、空いてなかったら店の外にあるテーブルで頂きましょう。
こんな感じですね。
店を出る
食べ終わって、店を出る時はグラッツェ(バイバイ)と言って店を出るだけです。
簡単ですね。
難しいのは、店に入るところまでです。入ってしまえばなんてことはないものです。
私が食べたもの
このようにバーカロを利用したのですが、写真を見返してみると食べ物の写真しかありませんでした。
店に入るか入らないかで神経を使っていたのでしょう。
注文が成功して、席についてホッとした後で写真を撮る事を思い出したのですが、店内を取る勇気がなく、食べ物ののみというチキンハートなのです。
一軒目では、おつまみ2つに赤ワインです。お腹が空いていたのですね。
二軒目でも、見えないですが赤ワインです。
ハムと唐辛子の大人のおつまみをチョイスしてみました。
時間的に、2軒目に行った後に、船に載って夕日を楽しんだため、次はがっつりと夕食です。
船の話はこちらに書いてます。
これもレストランの外観とか、店内の写真が皆無でした。
恐らく既に酔っていたのでしょうね。
イカ墨のパスタと、ビールを頂きました。
夜は長いため、まだまだバーカロを攻めまくります。
赤ワインにおつまみ2つです。
珍しくパンの上に乗っていないバージョンのおつまみでした。
そして、どこを歩いていたのか、こんな人気がない路地を通ることになってしまったのです。流石に少し怖かったです。
なので、ベネチアと言えど、夜に観光地から離れすぎるのはオススメしませんよ。
観光地に戻ってきてホッとしたため、最後にガッツリおつまみと赤ワインを飲んでバーカロ巡りは終了です。
こんな感じで、一人でも十分に飲みまくれる街がベネチアなのですね。
余談
今回の話の「ひとり飲む、ベネチア」というタイトルは、「ひとり飲む、京都 (新潮文庫)」のパクリでした。
私が長年愛読している本ですが、第二の故郷の京都で一人飲みする際のバイブルになっているほど信用できる居酒屋が掲載されているので、機会があれば読んでから京都旅行に行ってみてくださいな。
鬼でした。