鬼、金を食らいに旅に出る

金の為なら手段を選ばず、マイルの為なら手間を惜しまず、旅の為なら鬼と化す

【国内-九州】どこかにマイルで行く意味があったのか?JR指宿枕崎線を目指して山口から鹿児島への旅

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こんにちは。鬼です。

遂に「どこかにマイル」のサービスを利用した旅を決行してきました。

私が当選したのは、羽田から山口宇部に飛ぶ便ですので、事前に山口県について色々とリサーチしてみました。

下関のふぐ、角島大橋絶景ポイント、元乃隅稲成神社の海へと続く鳥居群など興味をそそる観光地ばかりです。

しかし、今回はそれらの観光地を泣く泣くあきらめて九州に向かうことにしたのです。

九州にある目的とは

その理由は、一冊の本に乗っているローカル線に乗るためです。

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少し古い本になりますが、「男の隠れ家」2014年8月号で全国のローカル線と沿線の旨い料理を集めた特集で取り上げられていた「JR指宿枕崎線」に乗るための旅にしたのです。

当時、私は今よりもちょっとだけリッチな生活をしており、国内外を問わず旅行に明け暮れていたのですが、その時の国内旅行のバイブルが上記の「男の隠れ家」です。

※リッチだった時の話は以下の記事になります。教訓として見て頂ければ嬉しいです。

予想以上のお金を手に入れた時あなたは冷静でいられますか?私は金銭感覚が崩壊しました。

 

▼記載されていた主なローカル線

・JR花咲線(北海道) ⇒乗車済

・JR八戸線(青森・岩手)⇒未乗車

・JR左沢線(山形) ⇒未乗車

・JR内房線(千葉) ⇒乗車済

・天竜浜名湖鉄道(静岡) ⇒乗車済

・長良川鉄道(岐阜) ⇒未乗車

・富山地方鉄道(富山) ⇒乗車済

・高松琴平電気鉄道(香川) ⇒乗車済

・JR指宿枕崎線(鹿児島) ⇒未乗車(※今回乗車予定)

これらのローカル線が大々的に特集されていたため、まずはこれらを制覇しようとしていましたが、道半ばに諦めざるを得ない状況になり断念していたため、今回は九州まで足を延ばして鹿児島のJR指宿枕崎線に乗ることに決めたのです。

乗車済みのローカル線についてはいずれ記事にしたいと思います。

久しぶりの羽田空港

羽田空港を利用するのはアメリカ横断ドライブ旅以来です。

久しぶりに来たなという感じでしたし、国内線となるといつ以来かも定かではありません。液体物は持ち込み可能だったかなとかで、海外に行くよりも準備に手間取ってしまいました。早朝便だったため、始発に近い時間に家を出て羽田に向かいました。

毎回、浜松町駅から東京モノレールを使って羽田空港までの景色を楽しむのですが、この瞬間が一番幸せかもしれませんね。

旅立つワクワクと、ちょっとした緊張感は何度味わっても心地よいものです。

 

羽田空港には出発の1時間前に到着し、JALの自動チェックイン機械でのチェックインを済ませました。と言っても、「どこかにマイル」で路線が決定した後で飛行機の座席指定も済ませていたため、特に何もすることなくICカードだけを持って搭乗手続きをするようです。あっけない程に簡単です。

ものの5分で保安検査場も突破してしまいましたので、ラウンジで休むことにしました。

JAL、ANA共に上級会員ではない私は、SPGアメックスカードで入れるラウンジを利用しました。

それでも、一応の朝ごはんとしてパンが提供されていたため、リアルゴールドとパンで元気を補充していざ出発ゲートへと向かいました。

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出発ゲートが予想の倍以上の距離があった点以外は、想定通りにすすんでおり遅延もなく出発できそうだったので、売店でビールとおつまみを購入して飛行機に乗り込みます。

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飛行機自体の席数も少ないし、ほとんどが日本の人なので驚くほどスムーズに飛行機に乗り込んでいたのが印象的でした。あっと言う間に、飛行機が動きだしたのはちょっと感動ものでしたね。

ビールを飲みつつ飛行機から地上を眺めるというのは最高で、途中、富士山の真上を通った際には少しだけ見ることができたり、数々の島々を見れたりと到着までずっと外を見てしまっていました。

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山口宇部に到着

ビール1本飲む程度の時間で山口に到着してしまいました。

まだ、朝の9時半です。

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到着から数分で山口宇部空港の外に出て、JRの駅に向かって歩き出しました。

 

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JR草江という駅が最寄りの駅ですが、電車の本数が限られているため遅れることはできないと思い、急いで来たかいがあり目的の電車に乗ることができました。

それを逃すと、1時間以上待ち時間になってしまうので一安心です。

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良いですね。

私の地元もほとんどの電車がワンマンカーなので、この感じを見るとホッとしますね。

九州に上陸達成

途中に乗り換えを挟んで、九州の門司駅に到着です。

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この駅での目的は、「旅名人の九州満喫きっぷ」という九州に走っているJRやローカル線が全て3日間乗り放題(新幹線、特急は除く)になるという、青春18切符の九州版といった切符を購入することです。値段は10,800円と少々お高いのですが、慣れない土地でも鉄道なら自由に乗り降りできるし、毎回切符購入する手間が省けるのは好都合なのです。

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従って、3日間で鈍行列車で鹿児島に行って枕崎線に乗って、戻ってくるという意外とハードスケジュールをこなさないといけないのです。

今回は、日程も限られているし節約旅でもあるので、とにかく鹿児島を目指して電車に乗り続けるだけです。

列車のダイヤ乱れの影響で足止め

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サガン鳥栖で有名な、鳥栖行きの電車に乗ったのですが、ダイヤが大幅に乱れているとかで途中の小倉で足止めを食らってしまったのでした。

いい機会なので、小倉駅の外に出て駅の外観を写真に収めてみました。

というか、お腹も空いてないし何時電車が出るか分からないため、これくらいしかやることが無かったのです。

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鳥栖での乗り継ぎは上手くいったのですが、やはりダイヤ乱れの影響で久留米でまたしても足止めです。

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なんだか綺麗な時計もありましたが、時は既に15時を過ぎているではありませんか。

もはや鹿児島までたどり着くかが怪しい時間帯に突入しているし、ホテルをどの町で予約するかも決まってないため、典型的な行き当たりばったりの旅のスタートになりました。

しかし、今回は日本という安全安心の国内旅行なので全然心配は無しなので、とりあえず行けるところまで南下してみることに決めたのです。

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有名な湯布院の森という電車も途中で拝めたのでちょっとテンションが上がりました。

肥薩おれんじ鉄道というローカル線

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南下するに連れてダイヤ乱れの影響も小さくなり、順調に熊本を過ぎて八代駅に到着です。ここからは密かに楽しみにしていた「肥薩おれんじ鉄道」で一気に鹿児島への上陸を試みます。

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丁度、東シナ海側に日が沈む時間帯と重なり、まさに「おれんじ」色に輝いている海岸線をローカル線のゆったりとしてペースで走りました。

これだけでも来たかいがあったなと思わせる景色でしたが、窓ガラスの曇りも味があって良しとしましょう。

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日が沈む景色を延々と眺めたのはいつぶりだろうと思い程、長い時間車窓を眺めていました。気が付くと辺りは漆黒の闇の中です。

流石に、この辺りで終電を迎えたら怖いかもなと内心ビビってきましたが、時間的には十分に鹿児島に着く予定だったため、おれんじ鉄道の終点、川内(せんだい)駅に着く前に鹿児島のホテルを予約しました。温泉込みで4千円台と破格の値段です。こりゃあ飲まなければ、そこそこ激安の旅になりそうだと確信しました。航空券もただですしね。

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川内駅でJRに乗り換えです。

車両数も多くなり、都会が近づいていることを感じました。

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行き先もしっかりと「鹿児島中央」と記載されており、電車に乗っているだけの1日目となってしまいましたが、なんとか目的地までたどり着けそうです。

鹿児島到着

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小一時間程、電車に揺られて流石にお尻が限界に近づいた時に到着しました。

移動尽くしの一日でしたが、今回は移動することも旅の一部なので楽しい時間を過ごせたと思います。

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鹿児島は私の田舎よりも都会です。駅ビルなんかは文句のつけようがないビルです。

繁華街もかなりの大きさということはリサーチ済なので夜も十二分に楽しめそうです。

予約したホテルは、繁華街までは少し距離のある鹿児島中央駅付近のタイセイアネックスというホテルです。

到着して真っ先に大浴場に入って、旅の疲れを癒しました。サウナも完備されておりついつい長風呂してしまいましたので、晩御飯を食べる時間が無くなってしまうところでした。

しかし、このホテルの目の前には、「ふるさと かごっま屋台村」という屋台が20軒以上集まった施設が24時まで営業しているため、ちょっと鹿児島名産の品々を頂くにはもってこいなのです。

 

インフォメーション兼おでん屋さんで軽く一杯焼酎を飲んで、お勧めのお店を聞き出しました。茶ブリと薩摩地鶏の刺身が味わえるというお店を今日のメインにすることを決めましたが、おでん屋さんの店長さんはかなりの美人さんでしたね。

次のお店まで案内までしてくれたのが感激です。

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写真が汚くて恐縮ですが、茶ブリの刺身です。肉厚で脂っこ過ぎず食べた瞬間に旨いやつだと分かる刺身でした。感服しました。

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こちらが、名産の地鶏の盛り合わせです。歯ごたえとガツンとくる味は本当にお酒が進みます。この店では40度の焼酎を頂いて、あっけなく酔っぱらってしまいました。

旅の疲れのせいか、ほどなくして眠くなったので目と鼻の先のホテルに帰還して爆睡しました。

なんだかんだで、美味しい料理まで堪能できて充実した旅の一日目でした。

鬼でした。

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